ねぇねぇ、アメリカでの子どもの英語教育ってどうしてるの?やっぱり自然に身についちゃうもの??
子どもの年齢や性格によって違いはあるけど、我が家はすんなりとはいかなかったかな。今回は息子の記録としてまとめていくね。
この記事では、アメリカへ行き、息子の英語教育に悩んでいた私が、現地でどのように英語講師を見つけたのか。
そして、4歳から現在(6歳)までのレッスンの様子を振り返りながらご紹介します。
日本とアメリカでは英語の教え方に違いはあるの?
アメリカではどのように子ども達に英語を教えているのか。ちょっと興味があるよね。
息子は4歳から週に1回(30分間)、アメリカ人の先生に英語を教わっています。年齢によってレッスン内容は変わってきますが、現在駐在先で英会話スクールを探している方にぜひ読んでほしい記事となっています。
駐在中に英語を習おうと思った理由
アメリカで暮らしていれば、子どもはすぐに英語を覚えられるでしょ?羨ましい~!!
それは大きな間違い!!勝手に覚えてくれるだろうと放っておくと英語を習得するまでに時間がかかり、子どもの負担も増えるんだよ。
アメリカへの海外赴任が決まった時、
「子どもの英語教育はバッチリだね」
「あっという間に英語がペラペラになるね!」
「放っておいてもバイリンガルになれるなんていいなぁ」
と周りの方から幾度となく言われてきました。
私自身も、勝手に覚えて話せるようになるのかなぁなんて呑気に構えてました。
しかし、それは大きな間違いだったのです。
海外赴任時のお子さんの年齢、性格によって英語習得までの期間は違ってきます。
もちろん、日本に住んでいた頃よりたくさんの英語が耳に入ってくるし、学校の先生も友達もみんな英語。
英語が話せなければ、コミュニケーションもとれない環境に放り込まれるわけなので、いつかは覚えてくれます。
しかし、家でしっかりと対策をとっているご家庭と、何もしないご家庭では英語を習得するまでの時間が違います。
英語を習得する時間が長ければ長いほど、子どもの学校生活での負担は大きくなるよね。
そっかぁ。大人でも言葉が分からない場所に放り込まれると辛いのに、子どもはそこで勉強したり、みんなとコミュニケーションをとらないといけないから余計に大変だね。
我が家では3歳からプリスクールへ通いましたが、最初の半年は泣きながら通っていました。
当時は、環境に慣れたら少しずつ英語を身に付けて、みんなと話せるようになるかな…と考えてましたが、半年を過ぎてもプリスクールの先生から「周りを見て行動は出来ているが、友達との会話はない」と言われてしまい、4歳になったタイミングで現地で英語を習おうと決めました。
英語が分かるようになると、プリスクールも楽しんでくれるかなと考えました。
英語講師の探し方
私達の駐在先は、幸運なことに生活面や医療面、子どもの習い事などをまとめてくれている情報サイトがありました。
そのサイトに英語講師の情報もあったので、そこから数名の講師を選び、直接連絡をとりました。
講師の情報と、私が考えたチェックポイントを照らし合わせ、良いなと思った数名の講師の体験レッスンを受けました。
- 家から通える距離か
- レッスン時間と金額
- 先生と子どもの相性
- レッスン内容
- 先生との連絡方法
- 予約の取り方
住んでる場所の情報サイトがなかったらどうしたらいいの?
会社の同僚や、周りの駐在ママに聞くと良いよ!
駐在中は、周りの日本人ママと仲良くなると色々と教えてくれます。旦那さんの会社関係や、SNSでのつながりでも出会えます。
自宅からの距離
アメリカはとにかく広い。
毎週通うのに負担がかからないように自宅から20分前後で通える場所で探しました。
レッスン時間と金額
レッスン時間と金額はそれ相応か。(講師の情報を見ると、金額にかなりばらつきがありました)
レッスン時間は息子に無理のないように決めました。
我が家は1回のレッスン(約30分)で$20を支払っています。
息子の様子を見ながら、レッスン時間も都度変更できるかも確認しました。
今の先生はその日の体調や、息子の姿を見ながら柔軟に対応してくれます。もちろん、料金もそれに応じて変えてくれます。
先生と子どもの相性
これは1番重要視しました。
息子は緊張しいで人見知りが激しく、慣れない相手には返事をすることも嫌がっていたからです。
また、先生は日本人の子どものレッスン経験があるのかも確認しました。
日本人へのレッスン経験があるとないとでなにか違うの?
日本人特有の発音の難しさや、つまずくポイントが分かっていると、息子のレッスンでも活かしてくれるかなと考えました。
最初のトライアルでは、緊張する様子もありましたが、息子が好きなアニメの話をしてくれたり、子ども向けのカードを用意してくれて楽しそうに過ごす姿がありました。
とても明るい人で、息子の気持ちを盛り上げるのが上手でした。
他の体験レッスンでは、先生からの問いかけにうなずくだけで、声も出さないこともありました。
実際に体験することで、子どもの反応を確認できるのはいいねっ!
レッスン内容
年齢に見合った内容か。「勉強」というよりも、「遊びながら学べる」レッスンを希望していました。
今の先生は事前の打ち合わせで何を重点的に教わりたいかを聞いてくれたよ。
例えばどんな?
語彙数、発音、センテンス、ライティング、フォニックス、リーディングなど……たくさんあるよね。
英語の綴り(つづり)字を音に出して読める状態にすることです。そのためのツールが「フォニックス」と呼ばれています。
教材も別途で購入する必要もなく、子どものレベルに合わせて資料を送ってくれるので、それを印刷して使用しています。
先生によっては、別途で教材を用意するように言われることもあるので、事前に確認しよう!
先生との連絡方法
私自身が英語が得意ではないので、電話ではなくメールでのやりとりを希望しました。
体験レッスンを受けた先生は全員メールでの対応をしてくれました。
今の先生は、日本人のレッスンが多いので、アメリカでは珍しくLINEアプリを使っていました。
予約の取り方
アメリカでは個人で教えてもらうことが多いので、予約の取り方も確認しましょう。
曜日と時間を毎月固定で組んでいる講師や、毎月自分の予定に合わせて不定期になる講師もいます。
私の場合は、月末に翌月の予定を聞かれて空いている所にレッスンを組んでいます。
毎月固定じゃないと、他の予定が組みにくくない?
兄弟が多かったり、他にも習い事をしているご家庭は少し不便かもね。
後々のトラブル回避のため、あらかじめ指定した日時でレッスンをしてもらえるか確認しましょう。
レッスンの流れ
息子のレッスン時間は30分です。
最初にフリートークで1週間の出来事を話し合います。(約5分)
・週末は何をした?
・学校はどうだった?
・今日は何をするの?
・〇〇のイベントは何かするの?(ハロウィンなど)
・昨日のご飯は何だった?
・最近やってるゲームは?
その後にその日のメインとなるレッスンが始まります。(約20分~25分)
時期によってメインとなるレッスンが変わります。
「一緒に絵本を読んでほしい」 「英検対策をしてほしい」など、親の要望に全て答えてくれます。
先生が全ての授業内容を考えるよりも、親の意向を聞いてくれるのはすごくいいねっ!
子どもによって得意不得意もあるので、1人1人に合ったレッスンをしてもらえるね。
最後に時間が余れば、カードを使ったゲームをします。
4歳の頃から通っていますが、毎回あっという間!子どもも集中力をきらすことなく学んでいます。
レッスン中は保護者はどうしてるの?
いてもいなくてもどちらでもOK!その間に買い物へ出掛けたり、用事を済ませることも出来るよ。
英語のレッスン風景
実際の英会話レッスンの写真を見ながら年齢別に見てみましょう。
4歳児のレッスン風景
4歳の頃は、語彙数を増やしていくことをメインに教わりました。
カードを使いながら、「使用頻度の高い単語」「反対言葉」「数・形」「体の部位」「月・曜日」などをローテーションで確認しました。
何度も何度も先生の言葉を繰り返すことで、次第に一人でも言えるようになりました。
・カードを使って語彙力を増やす(反対言葉、数、形、体の部位など)
・月と曜日を確認
5歳児のレッスン風景
フォニックスと、簡単な絵本を一緒に読んでもらってます。読み方を正してくれたり、知らない単語が出てきたら分かりやすく意味を教えてくれます。
アメリカのお金の数え方(クォーター、ダイム、ニッケル、ペニー)も学びました。
息子が興味を持っていることを一緒にやってくれたり、話を聞いて質問してくれたりもします。
絵本読みは最初から一人で読めるの?
最初は先生が読んで、その後に息子が真似をして読んでいたよ。同じ本を繰り返し読むときは、少しづつ息子だけで読んでいくように促していたよ。
・カードを使ってフォニックスを覚える
・簡単な絵本を読む
・お金の数え方
6歳児のレッスン風景
簡単な絵本から、少し長めの絵本を読むようになりました。
ワークブックを使用しながら、スペルやセンテンスについても教わっています。
時期によっては英検対策もしてくれます。
レッスンの合間にフリートークが増えたり、先生とディスカッションを行うことが増えてきました。
比べてみると、少しずつ難易度が上がってる。
・長めの絵本を読む
・英検対策
・ライティング
まとめ
今回は、アメリカでの英語講師の探し方とレッスンの様子をご紹介しました。
アメリカへ赴任した当初は、言葉が分からず毎日泣いていた息子が、今では自信満々に先生や友達と話している姿を見ると、あの時に息子に合う英語講師と出会えて、本当に良かったと思っています。
海外赴任を控えている方や、お子さんの英語について悩んでいる方に少しでも参考になってもらえれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。