子どもの英語教育って何歳から始めれば良いの?
英語教育って分からないことだらけで不安だよね。今回は、子どもの英語教育についての気になる疑問に答えてもらったよ。
子どもの英語教育を始めるにあたって、
- 何歳から始めればいいの?
- 最初に何を教えればいいの?
- おすすめの英語の絵本を知りたい
など悩みが尽きませんよね…。
この記事では、私が今まで感じていた悩みや疑問を、英語講師に答えてもらいました。
英語講師の紹介
今回質問に答えてくれた先生は、現在もアメリカに住んでおり、10年以上日本人向けに英語を教えています。
私や息子も、3年以上お世話になっている先生です。
- アメリカ在住
- 10年以上日本人を教えている英語講師
- TESOL有資格者
- TESL有資格者
- 日本が大好き!在日経験あり
息子の英語レッスンの様子を記事にまとめています。4歳~6歳までのレッスン内容もご紹介しているので、気になる方はぜひ覗いてみて下さい。
子どもの英語教育についての質問
先生の経歴を含む10個の質問に答えてもらいました。
今回の質問については、1人の英語教師に答えてもらったものです。
英語教育に関しては、それぞれの考えがありますので、一個人の意見として参考にしてもらえたらと思います。
先生の意見が全て正しい!ということではありません。気楽に見ていきましょう!
①子ども達に英語を教えて何年になりますか?
私は2010年から英語を教えています。
②現在、何歳~何歳まで英語を教えていますか?
生徒の年齢は3歳~成人までです。(年齢不問)
私が教えるのに最も得意とする年齢は9歳~12歳です。
日本人が働いている会社に出向いて講義をすることもあるそうです。
③英語は何歳から学ぶべきだと考えていますか?
できるだけ早期が良いと考えています。
なぜ早期が良いのですか?
11歳以降、他の言語を学習する能力が減少すると証明されています。
顔、口、舌が動かしにくくなり、耳は新しい言語を正しく聞くことが出来ません。
その為、リスニングと発音のスキルを習得するのがより難しくなります。
子どもが小さい頃に、私たちがしてあげれることはありますか??
無料のフォニックスアプリをダウンロードして、お子さんに遊んでもらいましょう。
YouTubeで英語のディズニー映画や英語のアニメを探すこと。(日本語字幕なし)
そして、それらをあなたの子どもに見せて下さい。
④子どもに英語を教える上で大切なことは何ですか?
子どもの場合:子どもは集中力、学習意欲、そして英語に興味を持っている必要があります。そうでなければ、レッスンは上手くいかず、子どもはすぐに上達しません。
教師の場合:教師はネイティブスピーカーであり、忍耐強く親切である必要があります。
フォニックスの教材をたくさん持っているのは良い考えです。英語はフォニックスから始まります。
フォニックスは、英語の単語を正しく読み、発音する方法を教えてくれます。
⑤子どもに英語を教える時、何から教えるのが良いと思いますか?
発音?語彙?フォニックス?スペル?文章?
全て大切な気がして迷ってしまいます。
子どもの場合は、年齢とレベルによって異なります。私のところへレッスンに来て、アルファベットが分からない場合はそこから始めます。(順番に文字を書いていきます)
子どもがすでにアルファベットを知っている場合は、色、数字、月、日、動物、食べ物、体の部分などに移ります。途中で発音の間違いを聞いた場合は、正しい発音で言えるように手伝います。
フォニックスは、全てのレッスンで常に教えられています。
ですので、生徒が誰で、何ができるかによって異なります。
⑥おすすめの絵本とその理由を教えて下さい
私がおすすめしたい本はDr,Seussです。
年齢問わず大好きです。この絵本の韻と絵は子ども達にとって、とても楽しいものです。
先生に紹介されて、私もDr,Seussの本をたくさん購入しました。息子もお気に入りの絵本です。
⑦私は英語の発音が苦手です。それでも、子どもに英語の絵本を読み聞かせて良いですか?
いいえ、おすすめしません。
ネイティブスピーカーが子どもに読み聞かせすべきだと私は信じています。そうしないと、子どもは聞いたことを真似してしまい、発音が正しくなくなり、後で変更するのがとても困難になります。
私の生徒の何人かは、発音が苦手です。
私が生徒の発音を直すと上手くいきますが、次の週にはまた発音が悪くなります。理由は、両親が英語で話したり読み聞かせをして、子どもはその音を真似しているからです。
私もやっていました(泣) ということは、今後ずっと英語の本は一緒に読まない方が良いのですか?
子どもがネイティブ、またはネイティブに近い発音を身に付けた後に両親が話したり読んだりしても問題ありません。子どもはすぐにネイティブと非ネイティブの発音の違いに気付き、間違えることはありません。
しかし、発音の違いを聞き分けれるようになる前に両親が話したり読んだりすると、目標としているネイティブの発音を達成する可能性が損なわれてしまうのです。
あなたが子どもに英語で話すと、彼らはあなたの真似をするでしょう。
あなたが上手に話せず、彼らに教えようとしても彼らは上手く話せません。
料理で考えてみて下さい。
自分が料理の作り方が分からない場合、子どもが一緒に料理をしても、レシピを台無しにしてしまいます。
あなたが料理が得意であれば、彼らはあなたの素晴らしい料理の習慣を学びます。
最初はネイティブスピーカー/または英語教師に任せましょう。
日本人の親は、子ども達に日本語を教えることに集中する必要があります。日本人の親は、日本語の完璧な教師なのです!
ネイティブスピーカーの先生がいない場合は、以下のWebサイトで音声付きの本を見つけることが出来ます。
無料で電子書籍の音読を聞けます。もちろん声はネイティブスピーカー。
寝る前や、外出先の空き時間で子どもと一緒に読んでいます。
すごーい!登録とかは必要?
登録など一切の手間はかかりません。
⑧あなたは日本の子どもに英語を教えていますが、子ども達の印象は?
全ての生徒は異なります。子どもの行動を見れば、両親のことも分かります。
子どもの行動は親の反映です。私が尊敬する親の子どもは、礼儀正しく、親切です。
私が驚いたことを紹介します。お菓子やプレゼントをあげても、年齢の高い子ども達が「ありがとう」の言葉を忘れています。でもそれは、子どものせいではありません。
また、保護者や私の目の前で子どもが行き過ぎた行動をしていても、許している親にショックを受けました。私が子どもの頃は、そのような振る舞いは許されませんでした。
おっと…少し話がそれてしまいましたね。
小さな子でも、最低限のマナーは必要ですね。私も気を付けます。
⑨英語圏以外でも、将来的に英語を学ぶ必要があると思いますか?
はい。英語は常にグローバルな言語であり続けると思います。
もちろん、英語は私の母国語なので偏見もありますが。
ある国から来た人と、別の国から来た人の話をいつも聞いています。彼らは第3か国で出会います。彼らがコミュニケーションできる唯一の言語は英語です。
英語はつらい状況でみんなを救います!ハッハッハッ!!
私も何度もその状況を見てきました。英語圏以外から来た人達も、みんな英語でコミュニケーションをとっているんです!
⑩現在、英語を学んでいる子ども達と、その保護者に伝えたいことはありますか?
両親に言いたいのは、子どもに英語を学ばせる時に、現実的な期待を持たなければならないということです。
「早く言葉を話せるようになってほしい」という親もいます。
これは現実的ではありません。
「話せるようになるのは約一年後です。聞く力が先で、話す力は後です」と伝えなければなりません。私のところへ学びに来る人はとても必死なので、私はこれを何度も言わなければなりません。
彼らは子どもが英語を理解出来ないのを見て、子どもがかわいそうだと泣きます。気持ちは分かります。英語は難しい。
しかし、それは良くなります!新しい言語を学ぶためには
- 適性
- 時間
- 忍耐
が必要です。何かに一生懸命取り組むと、次第にそれがうまくなります。言語も同じです。
子どもに可能な限り最高の発音と文法を習得させたい場合は、ネイティブスピーカーまたは、米国で育ちネイティブに近い教師と一緒に行うことがおすすめです。
そうしないと、子どもは先生の間違いを真似するだけになってしまいます。
後で間違いを「元に戻す」ことは非常に難しい。
最初から正しい軌道にのって始めるのが最善です。
お子様に貴重な贈り物、つまり言語の贈り物を与えることができます。
彼らが上手に話すことができれば、より良い生活を送ることができます。
より多くの機会、より良い学校、より良い仕事、世界は彼らのために開かれます。
あなたは文字通り言語で彼らの人生を変えてます。
幸運を!!
たくさんの質問に答えていただき、ありがとうございました。
まとめ
今回は、私が感じていた悩みや疑問を英語講師に質問させていただきました。
今、同じことを悩んでいる方が少しでも参考になったり、今後に向けて何か道が開けたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。